補助金コラム
20260724
【補助金コラム】躍進的な事業推進のための設備投資支援事業(第13回・令和8年度第2回)〜設備投資に最大2億円
「新しい機械を入れて効率を上げたいけれど、まとまったお金がいるからなかなか踏み切れない」「代替わりを機に新しいことに挑戦したいけれど、資金の見通しがなかなか立たない」。ものづくりやサービスの現場で、こんなお声をよく耳にします。
今回ご紹介する東京都中小企業振興公社の「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」では、機械やソフトウェアを導入するときの費用を、最大2億円まで補助されます。
直近の第13回(令和8年度第2回)の受付はすでに終わってしまったのですが、次の第14回(令和8年度第3回)が令和8年11月ごろに予定されています。準備には少し時間がかかりますので、「次こそは」という方に向けて、ポイントをやさしく整理してみました。
補助金名:「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」(第13回・令和8年度第2回)
実施機関:公益財団法人 東京都中小企業振興公社
URL:https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/yakushin.html
▼ この補助金の目的
ひとことで言うと、「いい製品・サービスをつくる力」や「もっとたくさんつくれる体制」を目指す都内の中小企業を、設備投資の面から応援する制度です。目の前の一台だけでなく、会社が5年後・10年後もしっかり伸びていけるように、という思いが込められています。
▼ どんな会社が使える?
東京都内に本店か支店があり(登記簿上)、都内で2年以上事業を続けている中小企業のみなさんが対象です。機械を都外に置く場合は、本店が都内にあることが条件になります。
▼ 3つの区分から自社に近いものを選びます
① Ⅰ 競争力強化
「もっと質を上げたい・たくさんつくりたい」という王道パターンです。量産体制づくり、多品種少量への対応、品質アップ、コストダウン、短納期化、不良率を減らす……といった取り組みが当てはまります。いちばん使いやすい区分です。
② Ⅱ 後継者チャレンジ
事業承継をきっかけに、後継者さんが新しいことに挑戦する場合の区分です。代替わりの前後(基準日の3年前から助成対象期間の起点前日まで)に承継した、または承継予定の事業者さんが対象で、事業の多角化や新しい分野への参入などが想定されています。
③ Ⅲ アップグレード促進
「地域経済を引っ張る存在に」という、少し大きめの区分です。そのぶん、ゼロエミッション(省エネ・再エネ)への取り組みと、一定の賃上げの両方が必須になります。
▼ 何に使える?(対象になる経費)
対象になるのは、ものづくりやサービス提供に使う機械設備で、税法上「機械装置」「器具備品」「ソフトウェア」のどれかに当てはまるものです。ざっくり言うと「新しく買う設備」が中心で、次のような線引きがあります。
対象設備は1基50万円以上。ソフトウェアは1基300万円以上2,000万円以下(複数まとめても合計2,000万円以下)。
ソフトはパッケージ・アドオン・プラグインなどの既製品が対象。ゼロから作り込むスクラッチ開発などは対象外です。
既存設備の改良・改修、中古品、設置工事・基礎工事・電気工事、年間保守料やバージョンアップ費用、リース・レンタル・割賦などは対象になりません。
▼ いくらもらえる?(助成額・助成率)
いちばん気になるところですね。もらえる額は下限100万円から。区分Ⅰ・Ⅱは上限1億円、区分Ⅲはさらに大きく1億円〜2億円です。助成率(費用のうち何割を出してもらえるか)は通常コースが基本ですが、「ゼロエミコース」か「賃上げコース」を選ぶとアップします(この2つは同時には使えません)。
Ⅰ競争力強化・中小企業者:通常1/2以内/ゼロエミ3/4以内/賃上げ3/4以内
Ⅰ競争力強化・小規模企業者:通常2/3以内/ゼロエミ3/4以内/賃上げ4/5以内
Ⅱ後継者チャレンジ:通常2/3以内/ゼロエミ3/4以内/賃上げ3/4以内
Ⅲアップグレード促進:3/4以内(賃上げ・ゼロエミの両方の要件を満たすことが必須)
※賃上げコースと区分Ⅲは、助成金が2回に分けて支払われます。※小規模企業者とは、常時使う従業員が製造業・その他で20人以下、商業・サービス業で5人以下の会社のことです。
▼生産性アップの計画
申請には「生産性を上げる計画」であることが求められます。具体的には、従業員一人あたりの付加価値額(労働生産性)を、設備を入れてから3〜5年後のどこかで年3%以上伸ばす計画が必要です(3年後なら9%、4年後で12%、5年後で15%以上が目安になります)。
▼ スケジュール(第13回・令和8年度第2回)
第13回の流れは次のとおりでした。次回の目安にしてみてください。
申請書類の提出:令和8年7月14日9時〜7月23日17時(電子システム「Jグランツ」で受付)※受付は終了しています
一次審査:8月中旬〜9月初旬/結果通知は9月下旬
二次審査(一次通過者のみ):10月中旬〜10月下旬
助成対象事業者の決定:11月中旬
助成対象期間:令和8年12月1日〜最長で令和10年5月31日(この間に契約・納品・支払まで済ませます)
助成金の受け取り:設備代金を支払った後にもらえる「後払い」方式です
次回・第14回(令和8年度第3回)の受付は、令和8年11月11日〜24日ごろに予定されています。
※日程は公募要領が出た時点の予定です。変わることもありますので、最新情報は必ず公社のホームページでご確認くださいね。
▼ 申請に向けて、今からできること
① まずは3つの区分のどれで出すかを決めて、「労働生産性を年3%以上伸ばす」という軸で事業計画を固めましょう。
② Jグランツ(電子申請)に必要なGビズIDプライムは、発行に時間がかかるので早めに取っておくと安心です。
③ ゼロエミコースなら「ゼロエミッション概要書」、賃上げコースなら「賃金引上げ計画書」など、コースごとの追加書類も準備します。
④ 導入した設備は、法定耐用年数または10年は持ち続ける必要があります。長く使う前提で計画を立てましょう。
⑤ Jグランツは書類に不備があると差し戻しになり、審査でも不利になりがちです。提出前のチェックは念入りに。
▼ もっと補助金情報を受け取りたい方へ(無料メルマガ)
このコラムでご案内できる制度は、どうしても数に限りがあります。WIN!の無料メルマガでは、全国の補助金情報を専門スタッフが厳選して、公募のスタートや締切直前のお知らせも随時お届けしています。「知らずに逃してしまった…」をなくすために、ぜひご登録ください(登録無料・いつでも解除できます)。
▶ 無料メルマガ登録はこちら(1分で完了): https://m.sakugen-win.com/p/r/g6Q1fCSP
「うちはどの区分・コースが合う?」「要件を満たせるか一緒に見てほしい」「次の第14回に向けて準備を始めたい」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちらから! https://www.hojokin-win.com/inquiry



.png)
