補助金コラム
2023年10月23日
【補助金コラム】令和6年度概算要求シリーズ ~中小企業庁編~
みなさんこんにちは!
本日は、「令和6年度の概算要求シリーズ」第4弾として、
我らが中小企業を支える本丸となる省庁「中小企業庁編」をお届けいたします。
次年度における中小企業庁の概算要求のキーワードとなる支援は以下の3つ。
「価格転嫁対策支援」
「資金繰り支援」
「省人化投資支援」
昨今の世界情勢や円安の長期化による物価&燃料高騰、
構造的な人手不足と度重なる最低賃金の上昇、
さらには、コロナ禍のさまざまな優遇制度がひと段落したことによる資金繰りの悪化などなど・・・
中小企業や小規模事業者を取り巻く経営環境はどんどんと厳しくなっています。
そんな中、今回の令和6年度の概算要求で
中小企業庁が提出した要求額は1,336億円。
昨年予算1,090億からは22.5%の増加!
先ほど挙げた3つのキーワードはもちろん、
GX(グリーントランスフォーメーション)/DX(デジタルトランスフォーメーション)などによる成長の後押し、
持続的な賃上げに対応できるだけの環境整備など、
昨年度まで以上に大きなフォローが期待できる内容になっていると思います!
以下がその一部となります。
【予算が大きく増えた事業内容と予算】※(〇億円)は昨年数値です
●中⼩企業取引対策事業 【36億円(24億円)】
価格交渉促進⽉間や、下請Gメン等による取引実態の把握、
下請法の厳正な執⾏、下請かけこみ寺での相談対応等を実施
●⽇本政策⾦融公庫補給⾦ 【151億円(146億円)】
⽇本政策⾦融公庫からの融資における⾦利を引下げるため、利⼦補給を実施
●中⼩企業信⽤補完制度関連補助事業 【70億円(35億円)】
信⽤保証制度等を通じた資⾦繰り⽀援を実施。
経営者保証の提供を選択できる新制度構築に際し、信⽤保証料補助等を実施
●中⼩企業活性化・事業承継総合⽀援事業 【223億円(157億円)】
中⼩企業活性化協議会による事業再⽣⽀援、
事業承継・引継ぎ⽀援センターによる円滑な事業承継・引継ぎ⽀援等を実施
●後継者⽀援ネットワーク事業 【5.5億円(2.1億円)】
後継者同⼠の切磋琢磨できる場を創出し、
既存の経営資源を活かした新規事業アイデアを競うイベント開催
●地域の社会課題解決企業⽀援のためのエコシステム構築実証事業 【6.7億円(新規)】
ソーシャルビジネスを⽀援する地域の関係者を中⼼とした
エコシステムを構築するため社会課題解決事業モデルを実証する
●⼯業⽤⽔道事業費補助⾦ 【47億円(20億円)】
激甚化する災害等への対応のための強靱化や、
重要な産業の⽴地に伴う⽔需要への対応のための新設等を進める
●中⼩企業・⼩規模事業者ワンストップ総合⽀援事業 【52億円(37億円)】
各都道府県によろず⽀援拠点を整備するなど、
中⼩企業・⼩規模事業者が抱える様々な経営課題に対応するための体制を整備
来年度、上記の各事業から、
さまざまな補助金が出てくると思いますので、
補正予算での発表を期待して待ちたいと思います!
詳しくはこちら実際の
「令和6年度 中⼩企業・⼩規模事業者・地域経済関係 概算要求等ポイント」を確認してみましょう!
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https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r6/gaisan_point.pdf